内山 翔太郎

UCHIYAMA SHOTARO

株式会社アートアベニュー
リーシングマネジメント課
2019年 アートアベニューに新卒入社。高校時代から続けているテニスはダブルス派で「相手も味方もどう出るかわからない中、どう動こうかと考えるのが楽しい」と語る。サッカー観戦も好きで、ワールドカップ時にはフレックスを最大限に活用した。

仕事の枠を飛び越えれば、
できることはもっと広がる

アートアベニューを選んだ理由を教えてください
就職活動では「顧客と中長期的に付き合いができる仕事」を軸にして、商材を限定することなく業界を幅広く検討していました。就職エージェントを通じてアートアベニューと出会い、不動産管理は顧客とじっくりお付き合いをしていく安定したビジネスであることを知って、自分の描いていた仕事ができる可能性を感じました。

面接ではマーク(藤澤社長)先原に会ったのですが、マークは今取り組んでいる宮古島のホテル建設の話を、先原はIREM(全米不動産管理協会)の日本支部をもっと大きくしていきたいという話をしてくれて。会社のトップ2人が目をキラキラさせながら仕事の話をしているのを見て、素直に「いい会社だな」と感じ、自分もここでチャレンジしてみたいと考えるようになりました。
実際に入ってみてどうでしたか?
入社後は各部署で1週間ずつ研修を受け、6月に今の入居者募集の部署に配属されました。
部署内には仲介業者様からの反響を受けるチーム、エリアのオーナー様を担当するチーム、募集図面を作ってポータルサイトに載せるチームの3つがあり、最初は反響チームで空室への申込みの処理や電話対応などを日々こなしたのですが、キーボックスやガスメーターなど、設備の名前一つ知らなかったので結構苦労しました(笑)。
仲介会社様の質問内容をそのまま先輩に伝え、聞いては答える、の繰り返しで、先輩にはかなり時間を割いてもらいましたね。自分が後輩に教える立場になった今、改めて先輩に感謝しています。

内山さんが携わる業務とは

現在は東京2区と23区外全域のエリア担当として、約1500戸の物件の入居者募集を受け持っています。
募集をかけて反響に対応、入居審査や契約の状況をオーナー様に伝えるなど、契約が決まるまでの一連を担当しますが、一番重要な業務は、オーナー様に募集の条件設定や設備のバリューアップをご提案すること。

例えば相場や市況のデータをもとに “契約が決まる” 適正な家賃額や契約内容をお伝えしたり、人気のある設備の導入をおすすめしたりして空室のリスクを減らしていきます。
退去後にお部屋の「原状回復」を入れるタイミングでご相談・ご提案することが多く、考えられる案を複数案お出しし、オーナー様に納得感を持って選んでいただくようにしています。

大切なのは「オーナー様がその物件をどうしていきたいか」という気持ちに沿うこと。「空室期間が延びても良い方に入ってほしい」「高い賃料で決めてほしい」「とにかく空室期間を短く」など、オーナー様ごとにご要望が違うので、日々のコミュニケーションで要望を汲み取りながら、提案内容を考えていきます。
また、お話を聞く中でオーナー様のことを考えると「物件を売却するべき」というような選択肢も出てくるので、空室を埋めることだけにとらわれず、広い視野でものを見るようにしています。
お仕事で気をつけていることは?
アートアベニューでは1物件を入居者募集(私)と現場管理の2人が担当し、オーナー様に手厚く対応ができるようになっています。
現場管理は物件巡回やクリーニング、設備修繕などで日常的にオーナー様と接点がありますが、入居者募集は募集期間だけが接点になりやすいので、週1回は外に出て、担当物件を回るようにしています。現場管理と協力し、行った時に相手の仕事を請け負い合うことも多いですね。

実際に現場を見ると問題点を見つけたり、「あの設備を提案したらこう設置されるな」という現実的な姿が見えたりして、提案するべきものや気をつけるべきことが見えてくることがあります。
また、現地報告をすることでオーナー様にも「きちんと担当してもらっている」という安心感が生まれます。空白になりがちなこの期間に日々できることを積み重ねていくことが、信頼関係に繋がると思っています。
嬉しいと感じていることは?
オーナー様に提案を受け入れていただいた時はやはり嬉しいです。
先日も、空室対策で悩むオーナー様にさまざまな対策をご提示する中で、築年数が経っているのでペット飼育可にすることを提案したところ、2つ返事で承諾をいただけました。
この経験を社内プレゼンイベント「GOOD JOB AWARD2023」の自身のテーマにしたところ、LM(リーシングマネジメント)課の代表に選ばれ、全社員の前でプレゼンをしたことも良い経験になりました。

また多くの自転車が無断駐輪されていた物件では、オーナー様に【①撤去する】【②空いている敷地の区画を整理し駐輪場にして使用料を収入として得る】 という2つの案をご提示して、区画整理で同意をいただきました。入居者様も快く有料で応じてくださり、双方に満足していただく形で収めることができましたね。

エリアを担当して3年になりますが、提案を受け入れていただけることはもちろん、ご家族の話や体調のお話、資産をどうするか、といったことをご相談いただけることも増えてきました。オーナー様にとって大切なことを、アートアベニューの中でも真っ先に私に話していただけることをとても嬉しく感じています。
教育体制について
現在は1人の新人を若手3人で教育していますが、なにか事案があった時も解決法だけを教えるのではなく「このシステムの中の、この部分をやっている」と全体像を伝えて、やっていることの意義を理解してもらえるようにしています。
新人なので「できる・できない」はどちらでもよく、取り組む姿勢が大切。例えば同じミスをした時にも、「改善できるよう前回と違う何かを試してみたか?」という過程を見るようにしています。

いずれオーナー様と接するようになった時、その「何かトライしてみよう」という気持ちが必ずプラスになると思うので。また入居者募集の業務に留まらず、現場管理がやっているオートロックの扉の調整の仕方など、他の業務も覚えてもらうようにしています。視野を広げていろいろな仕事に興味を持ってもらうことで、ちょっとしたことにも気づけるような人材になってほしいと思っています。
今後のビジョン
現場管理の部署で経験を積みたいです。入居者様とお会いし物件そのものを見て手をかけていく現場管理は管理業務の根幹でもあるので、ここで現場感覚を掴みたいですね。

そして私も仕事の中で相続や資産のお話に関わるような相談をいただけることが増えてきたので、最終的には上長が手がけているような不動産コンサルティング業務ができるようになりたいです。

入社当時から抱いていた「顧客と長い付き合いをしたい」という目標に向けて、不動産を入口に相続を含めた資産管理(アセットマネジメント)へとお話を広げていけるようなコンサルタントを目指します。
” 楽しくなければ仕事じゃない ” について
どんな時も「いやだなぁ」と思うことはなく、自然と仕事を楽しんでいます。例えば何か困った案件が起こっても、それをうまく収めた後の“経験値”を考え、オーナー様の喜びや自分の達成感を想像しながら事にあたりますね。仕事を楽しめるのは周りのメンバーの存在も大きいです。

ちょっと話をすると「あの人が同じようなことをやってたから聞いてみたら?」と解決に役立つことをすぐに共有してくれますし、困った時も一緒に対策を考えてくれる仲間がいるという信頼感があります。

社内がフリーアドレスになって、いろいろな人と話せる機会が今まで以上に増えました。仕事では座る場所をよく変えて、他の部署の人と情報交換をしたり困りごとを聞いたりして、フリーアドレスを楽しんでいるね、と周りにも言われています(笑)。
人と話すことで、自分が知っていること・できることが多くなっていく。その方が絶対に楽しいですよね。

内山さんのFUN ANDは…