高橋 宏

TAKAHASHI HIROSHI

オーナーズエージェント株式会社
コンサルティング課 課長
大手賃貸仲介会社にて店長を経験。2014年アートアベニューに入社しリーシング課と管理受託課のマネージャーを務める。2019年よりオーナーズエージェントに転籍、管理会社向けのコンサルタントとして実務に取り組みながら、チームメンバーのマネジメントも行う。全国賃貸住宅新聞で月1回コラムも連載中。
資格 CPM®(認定不動産経営管理士) / 公認不動産コンサルティングマスター / 宅地建物取引士 / 賃貸不動産経営管理士 / 2級ファイナンシャル・プランニング技能士

やりたいことができる仕事なら、
失敗も成功の糧になる

グループ会社を選んだ理由を教えてください
以前は賃貸仲介の仕事をしていましたが、業界内でもっといろいろな種類の仕事を経験したいと考えていました。賃貸管理会社であるアートアベニューなら、物件のオーナーという今までと違う顧客に接することで自分の知識や提案力をさらに磨いていけそうだと感じました。
また当時は第2子が生まれたばかりで、家族のためにもっと時間を取りたいという気持ちがあったんです。前の会社は休みがとりづらく子どもの行事にもほぼ参加できなかったのですが、アートアベニューは『そんな大事なイベントにどうして参加しないんだ』と逆に怒られてしまうような社風。ステップアップと家族の時間をどちらも手に入れる理想の働き方ができそうだと思い入社を決めました。
印象に残るエピソードはありますか
転職したばかりの頃、スーツに白シャツとネクタイで仕事をしていたら、マーク(藤澤社長)に「なんでそんなガチガチの服を着てるんだ?」とよく言われました(笑)。周りを見るとみんなカジュアル。入社1ヶ月はネクタイなしのスタイルに慣れませんでしたが、今ではすっかり同化しました(笑)。 また、仕事でも一人ひとりが自分の考えのもとで自由に動いているのが印象的でした。今もそうですが、何かを進める時には全てを自分たちで考えて決めていきます。 思えば私もマークに『これをやりたい』と言って断られたことがないんですね。その気風を受け継ぎ、私もメンバーが何かをやりたい時にはトライしてもらえる空気感を作るようにしています。
アートアベニューではリーシング課(空室対策)と管理受託課(新規物件の受託)に所属し、マネージャーも経験しました。
リーシングでは前職の経験を活かして仲介会社とのパートナーシップづくりに取り組めましたが、管理受託では最初のうち仕事が全くできませんでした。以前は新規で物件を任せていただいてもただ説明をして管理をするだけで、オーナーに深く踏み込んで話を聞くことがなかったんですね。ここで初めて長期的な視点でオーナーのためになる提案をして物件の資産価値を高めていくようなコンサルティングを学ぶことができました。
入社5年目に転籍したオーナーズエージェントは、それまで自分にインプットした不動産の知識や経験を管理会社にアウトプットしていくイメージで、いつか自分が成長したら行きたいと思っていた組織でした。重要なポジションを任せてくれた会社の期待に応えたいと思いましたね。
高橋さんが関わる業務とは
不動産管理会社向けコンサルティングチームのマネジメントを行いながら、自らもプレイヤーとして実務に携わっています。「リーシング課(空室対策)業務支援のコンサルティング」「社員研修やオーナーセミナーの講師」「業務効率化・ビジネス支援ツール(コールセンターe-ラーニング等)の営業・販売」を中心に業務改善・効率化、稼働率向上、管理戸数拡大などを促進し、管理会社の成長と成功をサポートしています。
現在は私を含めたコンサルタントチーム3人で全国約500社のお客様を担当し、販売したツールの運用をフォロー。ニーズに応じて別のツールをご提案・販売することもあります。またWebサイトやセミナーなどで反響があった新規のお客様にはアポイントからヒアリング、商談、成約後のフォローまでを一貫して行っています。
仕事の魅力を教えてください
私たちのツールはあくまでも手段の1つ。何よりも大切なのは、お客様に現在の課題や本来会社をどうしていきたいのかを聞き出すこと。そして我々のツールを導入することで会社がどう変わっていくかをいかにイメージしていただくかということです。
例えばコールセンター(プロコール24)を導入して「電話が減って楽になった」で終わるのではなく、社員の皆さんが創出できたリソースでどういう働き方をしていくのか、というところまで深く話しご提案をします。
会社全体の制度改革に関わることもあり、中長期的な計画を立てて複数部署の方々とお話をするケースも少なくありません。
こうして導入したツールが業務効率化に繋がり、忙しかった職場に休暇が増えて社内の雰囲気が明るくなったり、新規の管理受託業務に着手できて会社が成長したりと、企業様の良い変化を見られることは本当に大きなやりがいになっています。
苦労したことは…?
アートアベニューは対オーナーとの関係性で成果を上げられる一面がありますが、オーナーズエージェントは対企業。窓口の方、上司、役員、社長…と決裁を通すためには論理的な提案が必要になってきます。
そこで転籍後、今までのやり方を大きく変えました。お客様の問題を一緒に考えていけるよう説明や議論のお時間を十分に作っていただくことをお願いするとともに、担当者が上に上げやすいよう明確でわかりやすい資料を作るように心がけています。

また、セミナーの講師を務めることも増えました。クライアントの依頼やWebセミナーなどを併せると1ヶ月に数回は壇上に立っています。
人前に立つことはあまり得意ではなかったのですが、社内でもメンバーの前で話をする機会が多くあり、近くにお手本になるような話のうまい人物が多いので、参考にしながら自分のスタイルを作っています。
オーナーズエージェントの強みとは?
オーナーズエージェントはもともと賃貸管理会社から生まれた企業。我々が実際に現場でやってきたことを成功や失敗も含めて語ることができ、業界の実態に基づいたご提案ができることは大きな強みです。
管理経験をしてきた人たちが最もおすすめするサポートサービスを販売していますが、それはあくまでもコンサルティングの一環という、利益第一ではない姿勢も共感を得ています。賃貸管理という領域の中では恐らく一番お客様の悩みを聞き、課題を解決する方法を数多く持っているのではないかと自負していますね。
メンバーも現状維持ではなく『もっとこうしたい』と危機感をもって動いているのがいい所で、例えば法律改正や訴訟など不動産に関わる情報やTech企業の動向など、必要な情報を常にインプットしメンバー間で共有し合っています。意見やアイデアも積極的に話し合える関係で、経験や得意分野が違うので、私も役職上は上司ですが、彼らから学ぶことはすごく多いですね。
今後のビジョン
会社としてはコンサルティングを強化していきたいです。
事業の業績は好調でツールの受注も年々増えていますが、コンサルティングが強いからこそオーナーズエージェントに相談すれば課題が解決できるという信頼感が生まれるので。自分のスキルアップも含めてコンサルタントをどんどん養成していきたいですね。業界経験者はもちろんアートアベニューのメンバーもここで新たな世界に触れて、コンサルタントとして成長してほしい。そして最終的にはグループ全体の成長に繋げていきたいです。
個人としては自分を磨くことでしょうか。会社の力をうまく借りながら、『経験をもとに一般的なコンサルティングとは違うリアルな話や提案ができる』という自分の強みをブランディングできる存在になっていきたいです。
” 楽しくなければ仕事じゃない ” について
仕事を楽しむために心がけているのは『失敗を恐れず、自分がやりたいようにやってみる』こと。うちの会社は自分が『これをやりたい』と発言したら実現できる自由な環境ですし、自分が『やりたい』『これがいい』と思ってやったことは、例え失敗したとしても自分の成長に繋がっているようで楽しいと感じられます。
思えば入社当時は保守的で、『これをやっていいですか?』と上司によく質問して、『自分がいいと思うならやっていい』と言われましたし、マークにも『もっと大胆にやりたいことをやっていい』とよく言われました。考えてみるとそうだよなと。何でも人が決めるより、自分で考えてやったほうが絶対に楽しいですし、成長に繋がっていくはずです。

辿り着くところが良い場所であれば、やりたい方法にNGを出されないのも面白いです。自分の強みや方法を活かせる楽しさを覚えると、他の会社にはちょっと行けないかもしれない(笑)。型にはめられない働き方ができるのが、この会社の魅力ですね。

高橋さんのFUN ANDは…

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