谷 夏希

TANI NATSUKI

株式会社アートアベニュー
オンサイトマネジメント課
ブライダル業界から不動産業に転身、学生専門の賃貸仲介会社・デザイナーズ物件の不動産管理会社で経験を積み、2021年 アートアベニューに入社。

現場経験は何よりの強み!
信じて知識を積み重ねる

アートアベニューを選んだ理由を教えてください
前職の管理会社では、入居者募集から現場管理、更新手続きまで、1つの物件に発生する業務をすべて1人で担当していました。
もともと仲介営業から『もっと物件に詳しくなりたい』と思って転職したので、知識が増えるのは楽しかったのですが、とにかく業務量が多く、休日出社や残業が続いていました。

管理の仕事は続けたいけれど、ワークライフバランスも大事にしたい。そう考えている時にアートアベニューの募集を見て、同じ管理会社でも業務が分業化されているので、自分が一番学びたい現場管理の業務に特化して働けることに魅力を感じました。

また業界には珍しく日曜が固定休で、入社3ヶ月後にはフレックスが導入される、という点も決め手になりました。
谷さんが携わる業務とは
主に3つの業務に携わっています。

1つめは解約清算業務。お部屋を解約・退去された入居者様に敷金を清算してお返しし、退去後のお部屋のクリーニング内容を決めて業者さんを発注する原状回復を行っています。

2つめは入居者様からのお問合わせやクレームへのご対応。

そして3つめが物件巡回と提案業務です。『建物にヒビが入っているので大規模修繕をしましょう』『屋上が漏水しているので防水処理をしましょう」というメンテナンスはもちろん、家賃を上げるために『宅配ボックスをつけませんか?』と設備の設置やリノベーションをお勧めすることもあります。
ベビーシッターのように物件を巡回しながら面倒を見て、足りないところがあれば補充して、資産価値を上げるご提案をしています。

AAはサブリースを導入しているので、オーナー様に代わる貸主として物件を深く知る必要がありますし、現場に行って物件や周辺など全体を見て、自分で判断する力がより大切になってきますね。
お仕事で気をつけていることは?
東京都内で約900戸の物件を担当し、定期的に巡回していますが、『雨がひどいけど、前に漏水したあの物件はどうなっているかな?』『以前ゴミ出しでトラブルが起きていたけど、夏の間は大丈夫?』と、気になることがあれば、すぐ現地に行くようにしています。

管理が入っていないアパートや一軒家も死角が生まれやすいので、自分の経験や感覚を信じて、事前にトラブルを防げるよう早めに動くことが大事ですね。
物件に行った時には、異常がないかどうかを確認するだけでなく、建物にホコリや汚れがあれば拭き、雑草が生えていれば抜いて土をならして美観を整えます。ドライバーや錆取り剤、ウエットティッシュ、手袋、ゴミ袋は常に持ち歩いていますね。

そして巡回後は、必ずオーナー様に写真付きメールでご報告。どんなに小さなことでもご報告すると、オーナー様に『物件を気にかけてくれている』と喜んでいただけます。以前『真心がすごく感じられるお仕事をしてるね』と言っていただいたことがあり、その言葉は今も本当に励みになっています。
嬉しいと感じていることは?
『谷さんに聞いてよかった』とオーナーに喜んでいただける案件が増えてきたことです。

先日は、戸建のオーナー様から『雑草が気になる」とご相談を受けました。
そこで雑草を抜くだけでなく、薬を撒いて防草シートを被せ、その上に石畳を敷くとイメージが良くなるのでは…?とご提案をしたところ、対処だけでなく美観まで考えてくれて嬉しい、と言っていただけました。

マンションのリノベーションを担当した際には、リーシング(入居者募集)の経験を活かして『この物件でこの家賃なら女性が多く入居されるので、オートロックと防犯カメラをつけて、キッチンは広めで、収納は大きめにして、フローリングは明るい色がいいですね。』と女性目線でご提案をし『いいね』と採用していただけました。物件の資産価値向上に、0から携わっていける面白さも実感できましたね。
フレックス制導入後の働き方は?
入居者様への緊急対応などがあるので、夜遅くまで仕事をすることもありますが、フレックス制の導入で『午後から出勤しよう』『早めに上がろう』『今週は週3日休みたいから、今日は遅い時間まで頑張ろう』と自分で調整ができるので、以前よりもっと働きやすくなりました。

仕事に対する取り組み方も変わりましたね。
例えば13:00に出社して19:00まで働くとすると、その時間の中で何をするべきか、仕事の優先順位を自分の中で組み立てておく必要があります。
定時で働いていた時は合間にだらけてしまうこともありましたが、組み立てが習慣化することで時間を有効に使えるようになり、業務の効率がものすごく上がりました。
新たに取り組んでいることは?
4月から、新卒後輩の教育を担当しています。電話の取り方からメールの送り方、社内の人との関わり方、人の話の聞き方など、根本的なところを一から教えるのは初めて。
外出で会えないことも多かったので、後輩が提出する日報を通して文章の書き方や伝え方をアドバイスしてコミュニケーションを取っていきました。

教えたことを素直に受け止め、自分のものにしてくれる姿を間近で見られるのは嬉しいですし、教えることが自分への振り返りにもなっています。

例えば、オーナー様宛のメールの文面を改めて見直して丁寧にお送りするようになりましたし、後輩を見習って各所への報告を頻繁にするようになりました。
仕事の優先順位づけやタスク管理も苦手でしたが、『指導する立場として、しっかりやろう!』と思い立つことで記録の癖づけができ、周りからも『管理できるようになった』と言ってもらえるようになりました。自分にとっても学べることが本当に多く、貴重な経験になっています。
今後のビジョン
もっと現場で経験を積みたいので、少なくともあと1~2年は今の業務をやりたいです。その後は入居者募集など、他の部署で学ぶことにも興味がありますね。

中でも新規受託の物件を受注する企画開発課の仕事は100%新規営業で、現場の知識がないと絶対にできないと思うので、自分のステップアップとしてとても魅力を感じています。

それからマネージャー職も面白そうです。私は仕事を学びの場だと思っていて、ただ流して働くのではなく、「何か学べた!」と思わないと続かないのですが、アートアベニューならどこへ行っても何かが得られそうな気がしていますね。
” 楽しくなければ仕事じゃない ” について
例えば朝礼で報告をすると『そのやり方はいいね』『その考え方はいいね』とよく褒めてもらえます。
また私が仲介営業の経験から『この物件は、入居者からこんな風に見られていますよ』と話すと、しっかり聞いてくれてすぐ改善策を考えます。

人のやり方や意見を柔軟に取り入れる姿勢を皆が持っていて、『これをやったらもっと良くなる』というアイデアをすぐに『こうしよう』と具体化していけるのがアートアベニューのいいところ。
仕事で困ったことがあれば何でも聞けるし、ダメなことははっきり言ってくれ、キツイことがあっても何でも話せる仲間にもすごく助けられています。

会社にはもちろん仕事で来ているのですが、皆とコミュニケーションを取りに来ている感じ。『会えないと寂しい』と思える仲間と仕事ができていることが、何よりも楽しいです。

谷さんのFUN ANDは…

※2022年11月時点の情報です