片桐 健斗
KATAGIRI KENTO
企画開発課
資格
CPM®(米国不動産経営管理士)/宅地建物取引士/賃貸住宅メンテナンス主任者/2級ファイナンシャル・プランナー
自身の能力を伸ばし、
市場価値を上げていく
大学までずっと地元にいたのですが、就活時に漠然と「このまま終わるのか?」という想いが強くなり、まずは東京で働くことを決めました。
就活エージェントを活用して収入が多そうな不動産業に的を絞っていく中で、「1年目から稼げて、休みもしっかりとれる会社」だと紹介してもらったのがアートアベニューでした。
就活当時はちょうどサッカーのワールドカップが開催されていた時期。中学時代からサッカーをやっていて、地元のJリーグチームでもコミュニティ活動をしていると話すと、最終面接でマーク(藤澤社長)から「サッカーの面白さをプレゼンしてみて」と言われて。そこで3~40分ぐらい話し、気づいたら「うちに来るか?」と内定の握手をしていました(笑)。
入社後の2ヶ月間は各部署で研修を受け、6月に賃貸物件の現場管理をするOM課に配属、9月からエリアの担当になりました。座学より実践が好きなタイプなので、早く現場に出られたのはよかったですね。
業務で一番驚いたのは管理物件でのごみ拾いです。必要なことではありますが、拾うのは大変なので「じゃあゴミが出ないためにはどうしたらいいか?」と考えるようになりました。物件を借りる側から管理側へと一気に頭の使い方が変わった時期でしたね。もともと人との折衝が得意だったので、仕事は順調に進められていたと思いますが、とにかく先輩がいろいろなことを教えてくれ、話も聞いてくれたのが印象に残っています。
現場管理の仕事は一つの事案に対して「これをやればいい」という正解がないので、意見を聞きながら「自分ならこうする」と常に考えてきたことが、今も役に立っています。

今は企画開発課で管理物件の新規獲得業務を担当しています。
異動当初からさまざまな新規顧客へのアプローチ方法を試みてきましたが、現在は建設会社や売買業者の方から、資産拡大のために新築・中古の建売集合住宅を運営したいというオーナー様をご紹介いただく形がメインです。
業者さんへのご対応としては、例えば建設会社さんが土地購入をする際に必要な賃料査定を遅くても1日以内で提出するなど、要望に対してスピード感ある対応をすることで、売買仲介や物件管理を任せていただけるよう働きかけています。管理のプロとしてご推薦いただけるので、管理のサービス内容をご説明するとそのまま契約に結びつくことも多いです。
オーナー様に対してもスピード感を大事に営業していますが、契約前にオーナー様のご要望と会社のサービスがマッチングしているかどうかは慎重に見極めますね。
弊社の管理システムやスタイルをオーナー様にご納得いただいた上でお話を進めることが大事で、無理やり契約をするとオーナー様にとっても弊社にとっても不幸なので、こちら側でできる最大限の努力はしながらも、できない嘘は決してつかないように心がけています。
オーナー様に対応して信頼度を上げ、社内に必要な情報を共有し、お互いにやりやすい方法を考えて、お客様と管理スタッフをうまく結びつけていく。自分が契約した物件が順調に管理させていただくような形に落ち着いた時が一番嬉しいですね。
この部署に来てから会社の全体が見えるようになり、サービスや同僚の働きぶりの良さを改めて感じています。

この7年で一通りの説明はできるようになりましたが、不動産というものは本当に奥が深く、建築、税金、売買、相続といった専門知識が自分にはまだまだ足りないと感じます。
知識を得る方法の一環として、昨年 CPM®(認定不動産経営管理士)資格にチャレンジしました。取得後は物件の良し悪しを数字を根拠に説明できるようになり、オーナー様と共通する言語や考え方などが身についたことから、お客様からの信頼が深まっていることを肌で感じています。
次は不動産コンサルティングマスターの取得が目標で、不動産の包括的な知識が必要なので、実務でアウトプットできる知識を得るためにこの資格を取りたいと思っています。アートアベニューは勉強会が多く、いろいろな“点”の情報を学べるので、自分でも勉強したりオーナー様の前で使ったりすることを繰り返して “線”に繋げ、さらに全体的な知識を深めていきたいです。
今の新規受託という仕事は大きなミッションですが、売買・建築・相続と不動産の道程はまだまだ遠いので、まずは勉強できるこの環境の中で学び続けていきたいです。
以前先輩方に感じたように、自分も後進に背中を見せていく段階に入りつつあることを感じているので、後輩に対して基礎を教えるだけでなく、一歩踏み込んだ深い話ができるような知識や経験を積んでいきたいですね。
また、自分が会社だけでなく業界内での市場価値を上げていけば、会社も必然的に強い組織になっていくのかなと考えています。目の前にある仕事をやるのも確かに大事ですが、それだけでは頭打ちになってしまう。自分でも視野の広い考え方はずっと持っていたいですし、周りも持っていてほしいと思います。

仕事を楽しむために心がけているのは、「余力を持たせる」ことです。
自分にある程度余力がないと、突発的な事象にも対応できないし、周りの人にも優しくなれないので。何かがあった時にマイナスの位置にいると、プラスに行くまでにものすごく時間がかかるので、自分がいつもゼロの位置にいられるよう、2手3手先まで推測してやっておくようにしていますね。
社内でも、契約した物件の管理業務を任せる部署の業務を想像し、物件やお客様の特徴を考慮すると別部署でこういう仕事が必要になるかもしれない、と先読みして動くことを大切にしています。
片桐さんのFUN ANDは…
