原田 亮

HARADA RYO

株式会社アートアベニュー
企画開発課 課長
音楽業界・アパレル業界を経て不動産業界へ。大手賃貸仲介会社では店長として全国TOPクラスの業績を達成。2008年オーナーズエージェントに入社。2019年にはアートアベニューに転籍し手腕を奮う。
資格
CPM®(認定不動産経営管理士)/ AFP(日本FP協会認定)/ 2級ファイナンシャル・プランニング技能士/ 公認不動産コンサルティングマスター/ 上級相続支援コンサルタント/ 宅地建物取引士/ 賃貸不動産経営管理士

自分にしかできない仕事で、
社内外のファンを増やす

この会社を選んだ理由を教えてください
前職の賃貸仲介会社では役職がつき業績も上げていましたが、この先30、40と歳を重ねた時、お客様を物件にご案内して申し込みを頂くだけのスキルでやっていくのは難しいと考えていました。また「部屋を契約してもらうために家賃を下げる」という、不動産オーナーの利益につながりにくい手法を取らざるを得ないことにも疑問を感じていました。

そんな時、当社の藤澤(マーク)がやっているプロパティマネジメント=不動産経営管理という仕事を知り、自分のやりたかったのはこれだ!と思いました。「良い入居者に高い賃料に納得して長く住んでもらう」施策をご提案することが、不動産オーナーの利益になり我々の業績になる。公平・誠実にオーナーの利益を目指し、理論に基づいた提案を行うというCPM®の理念にも深く共感しました。
印象に残るエピソードはありますか
入社初日、マークに同行して地方に出張したのですが、商談をするマークの横で思わず否定的な意見を言ってしまったんです。しかしマークは平気で『そこで(原田に)論破されるようなら、それは良くない企画だから』と。知識に裏付けられた自信と、懐の深さを感じましたね。

オーナーズエージェントでは会社のTOP3がいる部署に配属され、「投資理論って何?」という何もわからない状態だった僕をめちゃくちゃ鍛えて頂きましたし、自分もひたすら勉強しました。自分より経験豊富な不動産会社のトップや投資家を前に不動産投資のコンサルティングをする。200人規模の前で講演会をする。業界紙に寄稿する。ここでなければできない経験の連続でした。

2019年からはアートアベニューに移籍し、今までのBtoBから、BtoCに近い不動産オーナーを顧客にご提案を行うという新たなチャレンジをしています。
原田さんが携わる業務とは
不動産管理会社には主に「管理物件の空室を減らす(受託管理)」「新しい管理物件を増やす(新規受託)」という2つの業務があります。
私は後者の新規受託を行う部署のマネジメントに携わっています。メンバーは係長、主任、事務を含めて総勢6名。私自身もプレイヤーとして新規顧客の開拓や、既存オーナーの訪問面談を行っています。

物件を新規でお任せ頂くときは部署のメンバーに引き継ぎますが、賃貸物件の建て替え案件や、大掛かりなリフォーム、入居者との立退交渉といった、業務が複雑化するような案件はそのまま私が現場を担当することもあります。
苦労したことは…?
アートアベニューは今までの実績のおかげで、既存顧客や業者からのご紹介で新規案件を頂戴できる関係性を築けていました。そこからさらに新規案件を増やすには、今までと違う発想が必要でした。

自分がオーナーズエージェントの経験を活かして提案できることは何だろう…?とかなり模索しましたね。ITを活用して不動産業界交流サイトやオーナーのコミュニティサイトにアプローチしたり、保険会社や高級車ディーラー、士業の先生など、不動産を保有している顧客とビジネス上での関係が深い異業種の方々と交流を深めたり。前例のないことを思い切ってやってみた結果、商談の芽が数多く生まれ、新規受託に繋がっています。

歴代のベテランメンバーの前年実績やそのメンバーが立てた受託目標を、メンバーの5分の4を総入れ替えした受託業務未経験者で達成して、前年実績を今でも更新し続けることができているのは、私やメンバーにとっても大きな自信となりました。
メンバーの育成について
新規受託には賃貸管理や不動産売買、相続設計など専門的な知識が必要ですし、不動産オーナーのニーズに合った話ができるスキルも欠かせません。経験が浅いうちは難しい対応も多いので、商談にも同行し、チェックリストを作って毎週部署会議で細かく確認します。

また、当社は勉強熱心なので、社内でもよく勉強会が開催されます。私もよく講師を務めますが、私も昔勉強で苦労したので「わかりにくいことを、どうわかりやすく伝えるか」と常に考えながら話をしていますね。今も社内で宅建の勉強会を開催していますが、進捗を皆で共有したり、私がやった勉強方法を教えたり、一日一問一答をしたりと、少しでも勉強に熱が入るよう考えながら進めています。
嬉しかったエピソード
半年に一回人事の評価会議があるのですが、部下が昇給・昇進した時はとても嬉しかったですね。部署のメンバーは全員年収をアップさせたいですし、頑張って成果を出している部下は、上に引っ張ってあげたいと思っているので。

私個人では「建築プロデュース」に携われることが喜びです。これは資産活用の一つで「この土地にどんな賃貸物件を建てれば収益が上がるか」というご提案なのですが、このアプローチを実務で出来る人は、社内でも私を含めて5人。『原田さんのおかげで魅力的な物件ができ、周辺相場よりも1.7倍くらいの賃料で決まりました!』と喜んでいただけるのはやはり嬉しいものです。
計画立案から、物件を完成させるまで長いものだと4年近くかかるものもありますが、自分の提案をオーナーが受け入れて、それを実行していただくことで資産価値をあげることが出来るというのは、この仕事ならではの醍醐味です。
今後のビジョンは
今まで私が先輩たちに教わって身につけた知識や姿勢を、周りに伝承していきたいですね。
例えば自ら新規開拓でも新しいジャンルに飛び込んでみる。自分が背中を見せることで、『私も一緒にやる』『こんなこともできる』と自発的に動く人が出てきてほしい。新しいことを面白がってくれて、楽しく取り組める方がたくさん生まれる会社にしたいです。

私自身も、オーナーには『原田さんがいい』『原田さんならやってくれそう』、そして社内には『こうなりたい』『見習いたい』と思ってもらえるよう、さらにスキルを磨いていきたいですね。社内外で自分のファンを増やせるように頑張ります。
そして社内のメンバーも自分のファンを増やして欲しいですね。入社したての社員でも自分のファンは増やせると思うんですよ。出来る業務を精一杯やる。上司から言われた納期を守る、出された指示はすぐ取り組むといったことや、社内で一番元気がある、挨拶が気持ちいいなど、それだけでも『あいつ、いい感じだな!』という雰囲気になりますよね。
” 楽しくなければ仕事じゃない ” について
昔は私自身、面白そうなプロジェクトやお誘いがあれば率先して動いていました。そうすると、同じように一緒に動いてくれる人が社内に増えてきたので、今は少し引いて『やってみて、どうだったか教えて』と、皆からの報告を楽しみにしています。

気になっているのは「SEを育てよう!」という社内プロジェクト。今20人くらいが参加しています。不動産と一見関係ないことでも、興味や熱意で実現できるのがこの会社のいいところ。『面白そうだな、やってみろ』というマークの信念がしっかり根付いていると思います。

原田さんのFUN ANDは…

原田さんが携わるプロジェクト