岩指 佑真
IWASASHI YUMA
リーシングマネジメント課
2020年 アートアベニューに新卒入社。旅行が好きで、いま気になっている場所は、気球が浮かぶ光景が印象的なトルコのカッパドキア。会社の「ダーツ部」で“マイダーツ”が買えると知って、入部を検討中。
資格 賃貸住宅メンテナンス主任者
市況を読む。現場を動かす。
2つの経験でより強い自分へ
もともと実家が不動産のオーナー業をやっていて、家に来ていた不動産管理の方が、空いたテナントをいろいろなアプローチで募集してうまく埋めてくださっていたのを見ていたんです。自分に知識があれば実家の運用にも役立つと思い、管理会社志望で就職活動をしました。
アートアベニューに出会ったのは大学3年の就活イベントです。1年目の社員が既に担当エリアを持って独り立ちしていると聞いて、堅苦しくなく自由度のある仕事のスタイルに惹かれました。
会社訪問でも皆さんの働きぶりを見て、改めて自由な社風を実感。最終面談でマーク(藤澤社長)に会って、なかなか会えないタイプの人だと思いましたし、「楽しくなければ仕事じゃない」という言葉に、他の不動産会社とは全く違う印象を持ったことが決め手になりました。
入社後研修の後は、5月からリーシングマネジメント課(以下LM課)で募集物件に対するお問い合わせ対応業務を1ヶ月経験しました。
「二人入居はできますか?」「外国籍の方は入居できますか?」など、主に仲介会社様からの問い合わせにお答えするのですが、お問い合わせの内容は仲介会社様やその先にいらっしゃるお客様のニーズによってそれぞれで、それに的確にお答えするのは意外に難しく、社内ルールを把握していないと回答できないことも多いので、とにかく勉強しました。
6月からはオンサイトマネジメント課(以下OM課)に配属、物件の退去に伴う原状回復や清算、不具合の修繕手配、入居者様への対応など、物件の現場業務全般を担当しましたが、タスクが多く、起こったことに対する正解も全て違うので、一つ一つ先輩に確認しながら対応する必要があり、とにかく大変でした。
こうした部屋ごとの対応に加え、オーナー様の建物全体に対しての長期的な目線でのご提案もしていく必要があるので、それぞれのタスク管理がとても大切。とにかくやるべきことを文字に起こして実践!を心がけ、1年ほど経つと物件のエリア特性やオーナー様の思考が掴めてきて、優先順位をつけながらのタスク管理ができるようになりました。
OM課には3年在籍。大規模な修繕工事の提案もできるようになり、オーナー様にそれを受け入れていただけた経験は、今でも心に深く残る成功体験となっています。そうして、OM課での業務が一通りできるようになったので、ステップアップを考えてLM課への異動を希望しました。
オーナー様の物件の空室を埋める業務を担当しています。担当エリアは世田谷区と23区外の東京都で、管理戸数は約1100~1200戸程度です。
退去が出て解約される際に、部屋の間取りや設備など諸条件を確認、エリアの他の募集物件等と比較をしながら、募集条件を決めてオーナー様にご提案し、募集を行います。
仲介会社様へ募集物件の魅力をお伝えしたり、ヒアリングを行い、場合によってはオーナー様に条件を再提案をすることもあります。また、お部屋の価値をより高められるよう、あると良い人気の設備なども提案しますね。前部署の経験から工事の工期なども理解しているので、仲介会社様に入居可能時期の説明がすぐにできたり、オーナー様に工事のお話と募集のお話を合わせて説明できたりすることは、自分の強みの一つになっています。
良い条件で契約を決められるよう、お部屋の条件やニーズに合わせた提案を心がけています。
例えば単身用の物件でしたら、近年特に重視されている設備のひとつに宅配ボックスがあります。、もちろん総合的に判断した上ではありますが、必要と考えられる場合には積極的にオーナー様に設置のご提案をしています。
また単身者は賃料を抑えたい傾向にあるので、エリアによっては賃料を抑えるご提案をしたりもします。
入居希望の方には「バラエティ賃貸」という当社のサイトにお部屋に実際の家具を配置したステージングの例やタウンガイドなどで具体的な情報を発信して、納得感のある募集につなげています。
募集に苦戦する物件については、仲介会社様に物件のマイナスポイントをあえて正直にお話し、そのマイナスポイントがデメリットにならないターゲットの方を想定して、「こういう方に勧めていただければ」とお伝えするようにしています。このように仲介業者様との連携をすることで、お客様のミスマッチが起きにくくなり、早く客付けができると考えての戦略です。
エリア周辺の市況を読む力がまだまだ甘いと感じているので、もっと力をつけていきたいです。
お部屋の退去があり、入居希望の方の内見があり、そこから1~2週間程で決まるようなスパンが理想的ですが、以前自分なりに調査をして募集をかけたところ、あっという間に決まってしまったことがありました。
その時は賃料設定が甘かった可能性がありますし、その他の案件でも、早期に申し込みが入ったかと思ったらきちんと内見ができておらず、家具が入らない/駅から遠かったなどの理由でキャンセルが出るような確度の低い申し込みになってしまうこともあるので難しいですね。
賃貸物件は2・3月の繁忙期に一気に解約が出て募集をするため、賃料を高めに決められることが多いのですが、高すぎるとなかなか決まらなかったり、逆に安いと早く決まりすぎてしまったりするので、周囲の相場を見ながら金額のラインを見極めることが本当に大事になってきます。
今年は宅建取得を目標に、社内の「宅建部」の勉強会に参加し、過去問を解いています。当社は宅建取得をかなり推進しているので、今年こそはと気合を入れています。
それとは別に、多角的な知識をつけるためにも「本を読む」ということを習慣化しようとしています。
また業務の中で、高齢者が賃貸物件を探すのは大変だという現状を感じており、一方で「見守りサービス」など、高齢者の方が利用できる賃貸補助サービスが数多く生まれているので、そういったサービスを導入について考えてみたりを、更なる知識と自分が提供できるサービスの向上を目指していろいろと調べて学んでいます。
実は、秋から再びOM課に戻ることになりました。
LM課を経験したことで、OM課で取り組むべき新たな発見があったので、どちらの経験も活かしながら、新たなステップアップをしていきたいです。
自分だけでなく周りのことも見られるように、育成やマネジメントなどもできるようになりたいですね。
また、入社時の動機である「不動産の知識を学びたい」という観点で言うと、テナント物件の知識をもう少し学びたいです。テナント物件は貸し出す形態や状況によって賃料の付け方が全く変わってくるので、居住用とは別の知識と相場観が必要です。アートアベニューではテナント物件の扱いが少ないので、自分がもっと勉強して、できれば社内でもその分野に着手していきたいです。
仕事はトータルで見ると楽しいです。もちろん大変な仕事もありますが、「こんなことがあった」と周囲に話したり、悩みもすぐに相談・解決したりできる社内環境なので、それを含めて楽しいと思えますね。
自分は気持ちの切り替えができるタイプなので、1日寝たら切り替えて仕事に向かうようにしていますし、自分の中でしっかり優先順位をつけて、仕事とプライベートのバランスをとっています。
岩指さんのFUN ANDは…